前々回に、応援ナースになるメリットをわんさかお話ししました。
応援ナースのメリットに関する記事はこちら
ナス子
そうですね、応援ナースのデメリットの方も気になってしまいますよね。
今回は、応援ナースを7年間に8ヶ所渡り歩いた私が、実際にデメリットを経験し感じたことを踏まえ、実践しているデメリットの対処方法をアドバイスします。
読み終わったあとには
「なんだ~デメリットって言っても大したことないね!」ときっと思うはずです。
応援ナースで働くデメリット7選
では、さっそく応援ナースのデメリットを見ていきましょう。
1 ボーナス・退職金がない
2 キャリアアップは難しい
3 即戦力を求められる
4 契約終了後の移動費用はない
5 派遣いじめがある
6 時期によるもの
6-1 確定申告をしなければならない
6-2 年金・保険を切り替えなければならない
6-3 延長ができない
7 土地によるもの
7-1 地方の方言がわからない
7-2 水や気候が合わない
7-3 虫やカビが多い
ナス子
こんなにあるの?!と思うかもしれませんが、すべての応援ナースに当てはまるデメリットとしては1~3までです。
あとの4~7は必ずしも遭遇するとは限らないデメリットです。
デメリットの対処方法・アドバイス
「こんなに色々あってどうやって解決していったらいいの?!」
という人のために、困ったときの対処方法やアドバイスを説明していきます。
1 ボーナス・退職金がない
1 アドバイス
その分基本給は正社員より高めに設定されています。
ナースパワーでは、奨励金といって任期満了後20万円支給される病院を紹介してくださる場合もあります(3ヶ月の場合は10万円)。
2 キャリアアップは難しい
2 アドバイス
リーダー・プリセプター・看護研究はやらなくていい、院外研修へも行かなくていい、となると管理職を目指す人にはそもそも応援ナースは向いていない働き方かもしれません。
キャリアアップしたい人は、正社員になった方が良いです。
3 即戦力を求められる
3 アドバイス
赴任2日目からさっそく受け持ち・部屋持ち・フリー業務を任される場合が多いです。
ただ、基礎的な看護技術ができればどこでも通用しますので、そこまで気負う必要はないです。
toko
手持ち無沙汰のときはナースコールをひたすら取りまくるべし
4 契約終了後、帰りの移動費用はない
4 アドバイス
行きの赴任費用はいただけます。
それを利用して、次の応援先まで行けば良いのです。
行きを繰り返せば、無料で移動できます。
5 派遣いじめがある
5 アドバイス
私はいじめに出会ったことはありませんが、まれにいじわるなことをされたり言われたりする場合もあります。
そんなときは、応援先の窓口である事務長に相談すると良いです。
なにより一緒に働く応援仲間もいますので頑張れます!
6 時期によるもの
6-1 確定申告をしなければならない
6-1 アドバイス
応援ナースであろうと、年末調整は応援先が処理してくれます。
ただ、年末調整の時期にどこかの医療機関に所属していない場合、面倒な確定申告を自分でしなければならなくなります。
それを避けるために、例えば11月末で任期が終わるならば、12月末までの1ヶ月間だけ延長したりします。
6-2 年金・保険を切り替えなければならない
6-2 アドバイス
私のように次の応援まで間を空ける人は、一旦任期が終了したら、厚生年金→国民年金へ、社保→国保へと切り替えなければなりません。
ちゃんと管理しないとわけがわからなくなります。
toko
こんな面倒を避けるのであれば、次の応援まで間を空けずすぐに働くことです。
6-3 延長ができない
6-3 アドバイス
私自身タイミングが悪く、延長できなかったことが2度あります。
1度目は、後任の応援ナースがすでに決まっていた。
2度目は、近々正社員が充足する見込みがあった。
延長したいと思ったら、早めに担当者さんへ希望を伝えることです。
とはいえ、基本は任期が終わる1ヶ月前くらいに担当者さんから延長の希望について確認の連絡が来ますので、焦らなくても良いと思いますよ。
7 土地によるもの
7-1 方言がわからない
7-1 アドバイス
地方に行くと始めは方言に悩まされます。
特に高齢者は、何を言っているのかさっぱりです。
方言に早く慣れるには、自分も積極的に方言を使ってみることです。
toko
私の場合、LINEの方言スタンプを使って現地スタッフとコミュニケーションを取り楽しく覚えました。
7-2 水や気候が合わない
7-2 アドバイス
赴任直後は、便秘・下痢・髪がきしきしする・肌が荒れるなどの症状が出る人もいます。
風土の違いや新しい職場でのストレスが関係しているものと思われます。
とはいえ、1ヶ月もすれば環境の変化には徐々に慣れますので心配いりません。
7-3 虫やカビが多い
7-3 アドバイス
離島や南の方へ応援へ行く場合は、ある程度の覚悟が必要です。
まずそもそも、虫が苦手な人は離島や南の方へは応援に行かないことが一番です。
もしあの黒いヤツが出ても、寮の隣の部屋には一緒に戦ってくれる応援ナースが居ますので心強いです。
さいごに、応援ナースのデメリットとその対処方法のまとめ
応援ナースのデメリットは案外たくさんあって驚かれたかもしれません。
とはいえ、みんなが全ての項目に該当するものでもありませんし、むしろ避けられるパターンがほとんどです。
あなたが応援ナースをやりたくなくなるほどの、大きなデメリットはないことがわかりましたでしょうか?