応援さーん
は~い
派遣さーん
は~い
応援ナースで働いていると、名前以外で現場ではよくこう呼ばれます。
どちらで呼ばれても返事はしますが、実は応援ナースと派遣ナースは厳密には別物です。
雇われる側の私たちにとっては、満足のいく環境でちゃんとお給料がいただければ、正直どうでもいい話かもしれません。
とはいえ、違いをある程度知っていればその職場で働き続けるべきかどうかの判断材料になりますよね。
今回は、現役応援ナースも意外と知らない、応援ナースと派遣ナースの違いを説明します。
大きな違いは雇用先
この雇用先が違うため、当然付随してお給料・福利厚生・有給の内容も異なってきます。
応援ナース | 派遣ナース | |
---|---|---|
給料制度 | 基本給制 | 時給制 |
お給料の支払元 | 応援先の医療機関 | 紹介派遣会社 |
福利厚生 | 応援先に準ずる | 一部は派遣先に準ずる |
有給 | あり *同じ職場で6ヶ月以上働くと発生 | あり *6ヶ月以上継続勤務すると発生 |
次にこれらの内容を細かくみていきます。
お給料
福利厚生
物品などは普段当たり前のように使っていますが、これも福利厚生の一部なんですね。
有給
応援・派遣ナースから正社員へ
応援・派遣どちらも、応援ナース・派遣ナースとして同じ職場で3年以上は継続して勤務することはできません。
実際には、応援ナースとして同じ応援先で3年以上働いている人もいます。
おそらく、一度満期終了してから間を空けずすぐ契約をし直しているものと思われます。
そこで3年以上働くなら、正社員になってボーナスやら退職金やらいただいた方が高給では?
と個人的には思うのですがどうなんでしょう・・・?
応援・派遣ナースどっちがお得?
福利厚生の面から言えば、自院でインフルなどのワクチンもお安く接種できたり医療費もいくらか負担してくれたりする応援ナースがお得かと思われます。
もちろん派遣ナースの場合でも、雇用先がスタッフの健康を管理する義務はありますので、健康診断などを自ら受けに行った場合などはそれなりに負担してくれるそうです。
コロナのワクチンに関しては、現状(2021年5月現在)では副反応が出た際のフォローなどがまだ確立していない派遣先もあります。
つまり副反応が出ても派遣先は責任が持てないということですので、このような派遣先ではワクチンの先行接種はできません。
医療従事者と言えど一般人扱い(=市区町村からの接種券が届いてからの接種)になります。
有給の面で言えば、次の派遣先にも有給が持ち越せる派遣ナースの方がお得なのかしら、と。
逆に応援ナースの場合は
同じ病院で半年働けば、もうお腹一杯よ
と、半年経ったら延長せずすぱっと辞めていく応援ナースも少なくありませんので、そもそもそこまで有給にこだわってはいないですね。
さいごに、応援・派遣ナースの違いのまとめ
ざっくりですが何となく違いがわかりましたでしょうか。
なかでも保険については誰しもが関わってくるものなので、福利厚生を知っておくことは案外大事なことですよね。
また応援か派遣かどちらがお得かは、あなたがどんな働き方をしたいか、もしくはあたなの働き方次第によると思います。
その時の状況に応じて、最善な働き方ができるように選択していければいいですね。
人生損はしたくないし、賢く働きたいものですナ