tokoさんはサーフィンやるの?
ささささーぁふぃん???
種子島の病院の電話面接で、まずはじめに聞かれた質問です。
応援に行く前は種子島がサーフィンのメッカということを知らず、まさかこんな質問が来るとは思ってもみませんでした。
『応援ナース+電話面接=大抵同じ質問』
という独自の方程式が私の頭にあり、面接は楽勝だぜぃとたかをくくっていたので驚きです。
サーフィンをやる人ならやりますって答えればいいだけですが、やらない人なら面接でいきなりこんな質問されたら戸惑いますよね?
また働き始めてからも、サーフィンに関して驚く出来事がたくさんありましたし。
今回は、これから応援に行くあなたが戸惑うことがないよう、種子島の病院のサーフィン事情についてお話しします。
離島ナースはサーフィンできないとダメ?
趣味はサーフィンでぇす!(←やっとこともありません)
サーフィンができないと面接で落とされるのかと思い、しれっと言ってしまおうかと一瞬あたまの中で悪魔がささやきましたが
やっててもやってなくてもどっちでもいいのよ~
と、サーフィンが目的でその病院を選ぶ医療従事者が多いから、ただ聞いてみただけとのこと。
その後はいつもの面接の流れでした。
ということで、サーフィンに興味があろうとなかろうと働くことはできますし、もちろんサーフィン目当てではない人もたくさん応援に来ているのでご安心を。
他の応援ナースさんたちも、面接時に同じ質問をされたと言っていました。
とにかくまずはみんなに聞いているっぽいですね。
種子島の病院における波乗り事情
サーフィン部がある
なぜ看護部長がそんな質問をしたのかと言うと、そこの病院にはサーフィン部があるからです。
しかもかなり勢力的に活動をしています。
病院の理事長です。
とはいえ若いです(たぶん)。
もちろん本人も波に乗ります。
応援ナースや応援のドクターも入部していますので、人数の移り変わりは激しそうですが、常に20名くらいはいるんじゃないかしら・・・?(定かではありません)
リハさん、MSWさん、MEさんなども在籍しています。
1.自主練習
退勤後に部員同士集まって海に入るというよりは、完全に自分の好きなタイミングで好きなポイントに入りに行きます。
明日はどこどこのポイントで良い波らしい、という話をよく耳にします。
天気図・潮位・風向きや強さ・地形・前日の波の状況・その人の経験・勘などから、どこのポイントに波があるのかどのくらいの大きさなのかだいたいの予測が立てられるらしいです。
また、当日は先に海に入っている人のSNSの波情報を見て行く、という感じです。
2.大会への参加
島内で開催されるサーフィン大会へ出場します。
出場者の顔ぶれはだいたい毎回同じみたいですが、地元のサーファーはプロレベルな方も多く、見応えがあります。
優勝賞品は地元の焼酎、一升瓶3本!
3.ビーチクリーン
日曜日の午前中は、サーフィン連盟が1回/月のペースで開催しているビーチのゴミ拾いに参加します。
多くは中国や韓国からのゴミが流れついている印象です。
ど派手な合同就職説明会
ビックサイトで行われる看護師の就職説明会へは、サーフボードで作った看板を持っていきます。
そしてアロハシャツを着たスタッフがお出迎えしてくれます。
かなり目立ちますが好評らしいので、説明会に参加されたナースさんは見かけたことがあるかもしれませんね。
自由すぎるスタイル
ご想像の通りサーファーは真っ黒に日焼けしています。
内地の病院ではなかなかお目見えすることはないでしょう。
出勤はビーチサンダル、ギョサン。
髪は紫外線や海水で痛んでしまうらしく、金髪に近い人も居ます。
(もちろんそうではない人もいます。)
私もギョサンなる物を買ってみました。
ビーサンより厚底で丈夫です。
ごろごろと石のあるビーチを歩いても足の底が痛くなりませんのでおすすめです。
実はちょっと前に流行ったらしいですね。
サーフィンやるの?は挨拶ことば
わごー、波乗りをばしといとか?
職種・性別問わず、色々なスタッフから「あなたはサーフィンやるの?」とよく聞かれます。
面接でも看護部長からさっそく聞かれましたし。
「はじめまして」の代わりの挨拶ことばって感じですかね。
はじめましての人から普通に話しかけられるので正直びびります。
良い波の日はそわそわしている
休みの日だけでなく、出勤前・退勤後に海に入るサーファーも少なくありません。
ほんと体力あるなー
種子島はサーフポイントがたくさんあり、常にどこかで波がありますが、良い波の日に出勤だとサーファーは早く帰りたくてそわそわしています。
台風が発生したときの喜びようが半端ない
台風発生のニュースを聞くと、一般人は食糧確保や浸水被害などの心配でそわそわですが、サーファーは浮き足立ちます。
なぜか種子島は台風が直撃(島の真上を台風が通る)することは少なく、脇をかすめていくため台風が通る前後の数日間はビッグウェーブが期待できるからです。
とはいえチューブ(トンネルみたいになる)もできるようなうねりなので、私なんかは見ているだけでも恐怖を感じます。
みーてーるーだーけー
また、このときばかりは県外や海外からわざわざ来るサーファーも多く、普段は空いている海も少しばかり混雑します。
さいごに、種子島の病院における波乗り事情のまとめ
海を身近に感じ島特有の文化に触れる経験は、はじめは驚くと思いますが逆に新鮮でもあります。
ただ結局のところサーフィン部には入らなかったので、客観的な情報しか語れないのが申し訳ないのですが。
もしかしたらもっと色々な活動をしているのかもしれません。
フェイスブックやブログなどもあるので気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
たねが弁翻訳にご協力いただいたトトロさん、ありがとうございました~!