ロケットの打上げはどこで見れるの?
そもそも応援中に打ち上がるかな?
結論、打ち上がったロケットであれば、種子島のどこからでも肉眼で見れます。
また、あなたが6ヶ月以上応援するのであれば、見れる可能性は十分あります。
私が滞在した約2年間は打上げが多く予定されていたこともあり、なんと7回も打ち上がりました。
とはいえ、当日は勤務日だった・・・、寮の窓から1人で・・・、なんていうのは寂しい気がします。
せっかくならば、誰かと一緒に発射場が見れる絶好のポイントで打ち上がる瞬間を見たいですよね。
今回は、打上げを見に行く前にやることや、私が実際に見学したおすすめスポットを、注意点とともにお話しします。
それでは~・・・3、2、1、リフトオフ!
打上げを見に行く前にやること
打上げ日時の確認
打上げの日程はどうやって知るの?
日程は、打上げの約1~2ヶ月前に以下の方法でお知らせがあります。
・プレスリリース
・三菱重工HP内のニュースリリース
・JAXAのX(旧Twitter) など
これらをチェックして・・・
と言いたい所ですが、たいていは
いついつに打上げがあるとよー
と、いち早く院内スタッフの誰かが教えてくださいます。
まだ発表されていないその情報、いったいどこから入手してくるのでしょう・・・。
もし事前に知ってしまった場合は、発表があるまではお口にチャックをしていてくださいね。
ここ数年は1~3回/年のペースで打ち上げられています(内之浦宇宙空間観測所を含む)。
2024年は9月の時点ですでに3回目が無事に打ち上がりましたね。
今後も打上げミッションはたくさんあるようなので、あなたの応援中に打ち上がる可能性は十分にあるのではと思われます。
シフト調整
打上げ時間は、日中とは限りません。
真夜中や明け方の場合もあります。
そのため、打上げ日程に合わせた都合の良いシフト希望を出す必要があります。
打上げ前日~後のシフト希望が争奪戦のときもありますので、打上げ日時がわかったら即行希望を出すと良いでしょう。
仲間を誘う&交通手段の確保
ぜひ応援ナース仲間や同僚に声をかけてみましょう。
誰かと一緒に見れた方が感動は何倍にもなり、思い出に残るものです。
もしあなたがマイカーをお持ちでないのであれば、一緒に乗せて行ってもらえますしね。
バスや乗り合いタクシーで向かうのはとても現実的ではないため、おすすめしません。
見学場所の選定
めっちゃ近くで見たい!
となると目指すは発射場のある南種子町です。
寮がある西之表市から南種子町までは、車で約1時間かかります。
南種子町のどのポイントで見るかは、一緒に行く方のシフトや打上げ時間などを考慮し、決めましょう。
おすすめ見学場所4選
次に、南種子町のなかでのおすすめ見学場所3ヶ所と、中種子町を1ヶ所紹介します。
Google Mapにてオレンジフラッグがある所です。
1 長谷展望公園(南種子町)
海に向かって真正面に発射場が見えます。
見学者皆でカウントダウンをすると、気分は最高潮に。
人気のため混みますが、後ろに行くほど徐々に高く傾斜になっているため、人が多くて見えないということもありません。
発射場から近いうえに西之表からの経路もわかりやすく、駐車可能台数も多い、と安心材料がたくさんある点がおすすめの理由です。
2 恵美之江展望公園(南種子町)
発射場から一番近いと言われ、断崖から臨む海の景色も大変美しいため、ここも大人気の場所です。
報道陣やカメラマンも多い印象で、普段滅多にお目にかからない観光バスも結集します。
そのため駐車場はすぐに満車になり路駐も多かったのですが、現在は入場自体、事前申し込みしたうえでの抽選制となっているようです。
3 種子島サーフステイ 恵美之湯(南種子町)
お宿の屋上やその周辺にちょっとお邪魔して打上げを見ることができます。
ここからは発射場を水平に見る感覚なので、ロケットをより近くに感じますね。
ここも大変人気があり、屋上は隣の人と肩がぶつかるくらい人でごった返します。
また、整備されていない草むらの駐車場代はまあまあ高かった記憶があります。
屋上の前の方は宿泊客専用のエリアとなっていて特等席なので、もし宿泊の予約が取れれば最高のロケーションで見学できますね。
4 増田浦漁港周辺(中種子町)
片道1時間はちょっと遠いなという人のために、時間も距離も約半分のところでぎりぎり発射場も見れる場所がこちら。
上記3ヶ所よりは離れて見えるものの、音も振動も十分身体に伝わってきます。
何より混雑しない点が良いですね。
実は発射場は島の南東にあるので、島の東側を南北に走る道路(県道75号線)沿いや海岸などからですと、多少離れて見えても見学できるポイントがたくさんあります。
見学の際の注意点
打上げ当日は、発射場の半径3km圏内は立ち入り禁止となります。
もちろん海上も含みますので、サーフボードに乗って海から見ようなんて、決して考えてはいけません。
あばば!!?
道路の脇に車を停めて見学するパターンも少なくありません。
また、場所探しに夢中になりうっかり私有地に入ってしまう人もいるようです。
交通ルールやマナーを守って安全に見学しましょう。
さまざまな理由で、必ずしも予定日に打ち上がるとは限りません。
例えば地上では穏やかな気候でも、上空では飛行に影響があるくらい悪天候の場合など、安全を考慮した結果延期になってしまうことはままあることです。
その後打上げ日が再設定され発表されますので、焦らずに待ちましょう。
再設定された日が夜勤と重なっており、仲間と見に行けなかったことがありました。
代わりに、早起きした患者さんたちと一緒に打ち上がったロケットを病棟の窓から見てとても感動した思い出があります。
明けの身体には沁みましたわ
ベストな打上げの時間帯は?
真夜中の打ち上げはあまりにも衝撃的。
打上げの瞬間は昼間の如く明るくなり、光を放ちながら上昇し、海をキラキラと照らします。
海の輝きに感動し過ぎて、立ち尽くしてしまうほどです。
もちろん日中のよく晴れた日も、宇宙に向かって飛び立っていく姿は美しいです。
雲を突き抜ける様や、しばらくすると風に流れていく白煙もいちいち絵になり感動ものです。
さいごに、おすすめ見学場所4選のまとめ
このように種子島に居たら色々な形でロケットが見られるので、良い思い出ばかりになること間違いなしです。
今回紹介した内容を参考に、一生に一度の経験かもしれない迫力と感動の瞬間を、仲間とぜひ味わってくださいね。